清里フォトアートミュージアムで展覧会が開催されます。
大原治雄 「ブラジルの光、家族の風景」
Haruo Ohara Fotografias
2016年10月22日(土)~12月4日(日)
1909年高知県生まれ。日系農業移民として17歳で家族とともにブラジルへ渡り、アマチュア写真家として活動しました。ブラジル国内で大変高い評価を受けた”知られざる巨匠”大原治雄(おおはらはるお)の回顧展です。
Hoje você vê a flor
Agradeça à semente do ontem
「昨日まかれた種に感謝 今日見る花を咲かせてくれた」 -大原治雄のメモより
24歳で結婚し、コーヒーや果樹栽培の合間に写真を撮影。
研究を重ねて技術を高め、農業経営の一方で国内外の写真サロンに積極的に参加し、個展が開催されるほどになりました。
おおらかな大地と農作業の喜び、妻と9人の子供たちへ注がれる慈愛の眼差しが満ちています。
作品が湛える豊かな表現力と深い精神性は、時代を超えて人々の心に響きます。
現在70人を超す大家族となった大原家。一家は日本人のブラジル移民100周年にあたる2008年に
写真や資料、写真用機材などを「モレイラ・サーレス財団」に寄贈しました。
大原治雄の写真集がブラジルから日本へ2009年に初上陸した地が、今回写真展開催地の清里でした。
当時モライラ・サーレス財団は日本での大原治雄展の開催の機会を求めていましたが、当時は実現に至りませんでした。
今回、2015年「ブラジル・日本国交120周年」を機会に7年越しで個展が開催されます。
会 期: 10月22日(土)~12月4日(日)
休 館 日: 10/11(火)~10/21(金)、毎週火曜日 *12月5日より冬期休館
会 場: 清里フォトアートミュージアム
主 催: 清里フォトアートミュージアム、モレイラ・サーレス財団、駐日ブラジル大使館
後 援: 山梨県教育委員会、北杜市教育委員会
企画協力: 株式会社コンタクト